最近、地震が多いなぁ…
そろそろ、大きなのが来そう。
やだな…
そうだ、地震対策しよう!
本日は、DIY大家の「災害の備え」について。
●家具を固定する
いちばん大事なのは、地震の瞬間を生き延びること。
家具の下敷きになって、怪我したり動けなくなると大変だ。
冷蔵庫・食器棚・本棚と、倒れる可能性のある家具は、壁にガッチリ固定する。
突っ張り棒でも良いけど、壁や天井が傷みやすいのでビスの方がいい。
厚さ12.5mmの石膏ボードの裏側には、一定の幅(30cmか45cm間隔が多い)で木材が通ってる。
L字アングルを使って、65mmのコーススレッドを下地木材に打ち込む。
棚や家具は、壁にガッチリ固定する。
下地の探し方は以下の通り。
①下地センサーを使うか、なければゲンコツで壁をコンコンして鈍い音がする箇所を探す。
②それらしい場所を見つけたら、下地さがし針を刺す。12.5mmで針が止まれば、そこに木材がある。
下地にガッチリ固定すれば、いざという時に危険を回避できるのはもちろん、物が壊れずに済む。
下地センサー 下地探し どこ太
シンワ 下地センサー
もし、間違ったところにビス穴を開けてしまっても大丈夫。
ジョイントコークで、ちょちょっと埋めれば判らなくなる。
ヤヨイ化学 ジョイントコークA
●水を保管する
災害時に無くて困るものは「水」だ。
飲み水ももちろん大事だけど、水道が止まっていちばん困るのは「トイレ」だ。
トイレを流せないとどうなるか?
悲惨な状況になるのが、容易に想像できるだろう。
ボクはキッチンの床下に、120リットルの水道水を収納している。
これさえあれば、水道が止まっても手を洗いながらタンクに直接流し込むことで、トイレを流せる。
床下収納庫を外した下に、生活用水を収納。
収納庫にも飲み水を確保
トイレ1回で4リットル必要なので、約30回はこれで何とかできる。
とりあえず3日は持つので、もし復旧しなくてもその間に新たな水を入手することはできるだろう。
20リットルのタンクに小分けにしてあるので、必要に応じて、手洗いやトイレの水として使うことができる。
ウォータータンク 20L
●地震保険に加入する
最近の新耐震基準の家は、震度7でも倒壊はしないように設計されている。
でも倒れないだけで、歪んで戸や窓が開かなくなることもあり得る。
ボクは歪んだり傾いた家をたくさん見てきたけど、これを直すのはすごくお金がかかる。
そんな時に、地震保険に入っていればきっと役に立つはずだ。
最近は保険料も高くなってしまったけど、それだけ地震の危険も迫っているということ。
生命保険とは違い、損害保険は入っておいたほうがいい。
●燃料の確保
冬場に震災が起きたとき、困るのが暖房の確保。
そんな時、車にガソリンがあれば、凍えそうな状況でも車内暖房で乗り切ることができる。
車の燃料があれば、いざという時に長距離の移動もできるし、冷暖房だけでなくスマホの充電もできる。
車のガソリンは、できるだけ満タンにしておこう。
あとキャンプ用の大容量バッテリーや、電源不要のカセットガスファンヒーターも緊急時に役立つアイテムだ。
バッテリーがあれば、災害時にスマホの充電もできる。
Jackery ポータブル電源 240
冬場のリフォーム時にも使っている、カセットガスファンヒーター
カセットガスファンヒーター
※カセットガスファンヒーターの紹介記事は、コチラ
●都市ガスからプロパンガスに変更
東日本大震災で、ライフラインの復旧がもっとも遅かったのは都市ガスだ。
仙台に住む叔母は、1ヶ月も自宅の風呂が使えなかった。
そこで大家の災害対策として、静岡のアパートを都市ガスからプロパンに変更した。
入居者様の、利便性を考えての判断だ。
プロパンガスなら安全装置の影響で止まってしまっても、メーター操作ですぐに復旧できる。
利用料金も都市ガスと変わらないし、導入コストもかからない。
さらにガス会社にはリフォームも手伝ってもらえたので、大家としてもメリットは大きかった。
アパート近くの浜松市は、1号線沿いに津波に備えて巨大堤防を作った。
南海トラフ地震は、近い将来かならず起きる災害として対策されているのだ。
個人でも、ちょっとした手間で災害対策はできる。
未来の家族や自分のために、お金と労力をかける。
災害対策もそういう意味では、「投資」と言えるのかもしれない。
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