子供を『チャンスを掴める人間』に育てる方法

ある日の出来事。
ボクも小学校6年生の息子も、めずらしく家にいた。

そこで、昼食に誘ってみた。
「CoCo壱に行くけど、一緒にいく?」

息子が「行かない」と言うので、1人で行くことにした。
駐車場のカローラに乗り込んで出発しようとすると、息子が「やっぱり行きたい」と言ってきた。

普通の親であれば、その時点で子供を車に乗せるだろう。

でもボクは
「ダメ、チャンスは一度しかない」
と断り、連れて行かなかった。

そう、チャンスは一度しかないのだ。

この先、彼には人生の分岐点となる多くのチャンスがやってくるだろう。
でもそのほとんどは、一度だけ目の前に現れて、それを逃すとアッという間に手の届かないところに消えていく。

それは出世のチャンスかもしれないし、不動産を買うチャンスかもしれない。
企業買収のチャンスかもしれないし、生涯のビジネスパートナーとの出会いのチャンスかもしれない。

たった一瞬の迷いや判断の遅れが、数百万円・数億円の損失につながることがある。
むしろ『本当のチャンス』ほど、目の前に現れるのは一瞬だ。

妻は、この話を聞いて怒っていた。
実際にチャンスを逃した経験がある人でなければ、理解しにくい話かもしれない。

でも、たった一度の昼食抜きでチャンスの重要性を体験できるなら、その方が絶対に良いと思う。
CoCo壱のカレーライスは逃しても、人生のチャンスはガッチリと掴んでもらいたい。

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