銀行への融資相談で、注意するべきことは?

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​傾き戸建てのリフォームが、完成に近づいてる。
そろそろ、次の物件を仕入れないとね。
しばらく買ってなかったので、資金もそこそこ貯まってる。
今年は、融資を使いたいな・・・
そうだ、銀行に行こう!
てなわけで今回は、『銀行に行くときに注意していること』の巻。


​・成功率が高いのは、仲介業者からの紹介​
不動産投資を始めた頃は、銀行に片っ端から電話して飛び込み営業したことがある。
でも、ほぼ100%門前払い。
成功率は、メッチャ低かった。
やはり仲介業者から、銀行の担当者を紹介してもらうのが確実。
物件を内見したら、融資特約で買い付けを入れて紹介してもらう。
今回訪問する銀行も、そのパターン。
買い付けを入れた物件はダメだったけど、銀行との関係は続いて、法人の口座も作ってもらった。


​・1週間前にアポを取る​
2年ぶりに電話をしたら、担当者が変わってた。
資料の準備もあるので、面談の予約は1週間以上先にする。
銀行は平日しかやっていないので、会社に有休申請も出さないと。
突発的なトラブルを避けるため、できるだけ午後にする。
(午前だと通勤・通学ラッシュに巻き込まれる)
勝負の日が決まったら、準備をはじめよう。


​・書類を用意する​
銀行に行くときは、書類を用意していこう。
手ぶらで行っても、時間をムダにするだけだ。
ボクが持って行くのは
○保有金融資産リスト(1ページ)
○保有物件の詳細(2ページ)
○事業内容・自己紹介(20ページ)
○過去3年分の確定申告書
○過去3年分の源泉徴収票
○過去3年分の法人決算書
○融資希望の物件詳細(2案件)
資料は、パワーポイントで作って印刷。
新品のクリアファイルに入れて、相手に渡せる状態にして持って行く。

クリヤーホルダーA4 100枚
そこそこ分厚い資料になるので、普通のホチキスじゃ留められない。
MAXの40枚留めのタイプを、導入した。

HD-11SFLK/B MAX Vaimo11 POLYGO


​・質問は事前に考えておく​
今回は、融資の事前相談だ。
あらかじめ、質問したいことは書き出しておく。
築年数や、エリアの条件は?
融資の金額と、年数の上限は?
あらかじめ物件と融資条件をいくつか資料にして、持って行くことにした。
そうすれば質問もしやすくなるし、銀行側も回答がしやすいはずだ。

物件のサンプルを用意する。(※画像サンプルはイメージです)


​・服装はスーツ一択​
訪問時の服装は、スーツ一択。
会社は私服で行ってるので、スーツを着るのは銀行と決済と結婚式くらいだ。
派手な時計やブランド物は、マイナスイメージなので身につけない。
ネックレスやブレスレットも、付けて良いことはないので避ける。
ワイシャツは白。
夏以外は、ネクタイも締める。
相手の服装を予想して、できるだけ同じにすれば間違いない。


​・靴はピッカピカに磨く​
銀行員は、みんな深々とお辞儀する。
そのとき、彼らはどこを見ているのか?
そう、相手の「足元」を見ている。
お金を貸すに、相応しい人なのか?
貸したら、ちゃんと利子を付けて返してくれるのか?
銀行では表面の言葉よりも、「靴」で人間性を見られる。
だからボクは銀行に行く前日に、2時間かけて靴を磨く。
靴磨きの手順は
①靴紐を外す。(洗って干しておく)
②クリームを濡らした布に付けて、靴に塗る。
③馬毛ブラシで、全体を磨く。
④布に水を付けて、全体を磨く。
これで、ピッカピカになるまで磨く。
踵がすり減っていたら、修理しておこう。
銀行の出口から去るときも、足元は見られてる。

左側が磨いた後。高い靴でなくても、磨けば光る。

靴 クリーム kiw
銀行のオソロシさについては、​コチラ


​・面談前の4時間は、食事を控える​
銀行との面談は、やり直しがきかない。
不動産業者や売主は無限にいるけど、銀行は数が限られるからだ。
前日は十分な睡眠が取れるよう、スケジュールを調整しよう。
面談の直前は、疲労感が出るので食事をしない。
万が一にも、眠そうな顔をするのは許されない。
面談の時間が、集中力のピークになるようにベストを尽くす。


​・遅刻は厳禁。時間に余裕を持つ。​
銀行や物件の決済に行くときは、1時間〜1時間半前には現地に着くようにしてる。
なんらかのトラブルがおきても、時間に余裕があれば対処できる。
近くの喫茶店やファミレスで、時間まで待機。
ピッタリ10分前に、訪問する。
こうすれば、相手を待たせることもない。
しっかりと心の準備をしてから、商談に臨むことができる。


​・NGワードに注意する​
どんな商談でもそうだけど、言ってはいけない言葉がある。
銀行では特に注意しないと、たった一言で関係が台無しになる。
ついつい言ってしまいそうなNGワードは・・・
「投資」
「売却」
「引退」
「投資」に銀行は融資をしない。
「売却」は銀行の利益を減らす行為。
「引退」する人に融資したい銀行はない。
あとは、
銀行同士を競合させるのは(少なくともボクの属性では)厳禁。
銀行に対しては、ウソをつくのもダメ。
あと、金融商品を勧められることがある。
断るにしても、即答せず一旦は持ち帰るくらいの配慮は必要だと思う。


ここまで準備ができたら、あとは突撃だ。
銀行は、これまで積み上げた実績と人間性が試される場所でもある。
オソロシしく緊張するけど、これもまた不動産投資の醍醐味。
楽しんでいこう。

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