事故物件!?おじいちゃんが行方不明!【前編】

数年前のある日の午前中。
仕事中に管理会社から電話がかかってきた。
「104号室ですが、電気メーターが動いていないようなんです。ポストも郵便物が溢れている状態で・・・」
定期清掃の人が気付いてくれた。
住んでいるのは、独り暮らしの74歳のおじいちゃん。
ここしばらく近隣の人も姿を見ていない。
インターホンも無反応。
家賃は年金から自動引き落としなので、異変に気付けなかった。
電気が止められているってことは、電気代が払えない状態になってから、2ヶ月以上経過しているということだよね・・・
「もし室内にいた場合は、最悪のパターンもあるかもしれません・・・」
管理会社の担当者の言葉に、初心者大家のボクは動揺した。

止められた電気メーター
もし中で亡くなっていたら、どうすればいい・・・?
身寄りのないおじいちゃんなので、修繕費の請求先も無い、何か良い方法はないか?
家賃も下がるだろうし、どのくらいの損失になる?
最悪の場合、数百万円の損失は覚悟しなければならないかも・・・
いろんな考えが頭の中でグルグルと回る。
入居者のことよりも、お金の心配ばかりしてしまう自分が悲しくなった。
こんな時でも、迷わず対応を進めてくれる管理会社の存在は有り難い。
今後の対応を弁護士に相談し、警察立ち合いの元で(予備の鍵がなかったため)鍵屋を呼んで、中を見てもらうことにした。
つづく

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