人口が減る日本。不動産投資家がするべき対策は?

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​近所で、小学校が廃校になった。
スーパーや飲食店はどんどん建つのに、学校はつぶれてく。
子供が減ってるからだ。
日本は2040年までに、95%以上の市町村で人口が減る。
予測では、住人が半分以下になる地域もめずらしくない。
不動産賃貸業だけでなく、あらゆるビジネスで人口減少は深刻な問題。
人が減っていく日本で、大家が生き残るにはどうすれば良いのか?
2040年の、ちょっと未来の日本をイメージしながら考えてみよう。


​​・高齢者向けの部屋をつくる​​
子供は減っても、年寄りの数はあまり変わらない。
しばらくは高齢者に適した物件が、安定稼働するだろう。
派手なアクセントクロスは避けて、壁紙はホワイトで統一。
階段に手すりを付けたり、段差を無くす。
エリアも、大きな病院が近くにあるかをチェック項目に入れる。
逆に大学近くのアパートは、学生が減ってるので注意が必要だ。
これまで子供のいるファミリーが多かった住民は、老夫婦へと入れ替わる。
「年寄りの街」でも稼げる、物件づくりをしよう。

手すりの取り付けは、比較的カンタンにDIYできる。

マキタ JR188DZK 充電式レシプロソー 


​・街の中心部を買う​
人口が減るときは、全体で均一には減らず、街の中心部に人が集約してく。
不動産を買う時は、そのエリアに人が集まるか、いなくなるかの見極めが必要だ。
ボクは、大きなスーパーから徒歩3分圏内の物件が好き。
街の中心にあるので、人の行き来も多い。
交通量調査をキッチリしている、大手チェーンの飲食店がある場所も良い。
こういう場所は、そう簡単に人は減らない。
不動産投資はエリアが選べるので、人口減少の対策がしやすいビジネスとも言える。

最初のアパートは、大手チェーンの喫茶店が目の前にあったのが購入の決め手になった。


​・外国人向けの住宅​
日本人は減ってるけど、世界の人口は増えてる。
国内の外国人労働者は、過去10年で3倍になった。
もう日本は、外国人を増やさないと経済が維持できない。
これから受け入れが、もっと強化されるだろう。
ボクはいま、外国人用のアパートや戸建てで経験値を積んでいる。
契約書にふりがなを入れたり、日本の日用品をサービスしたり、いろいろ工夫を増やしてる。
トラブルも多いので、対処法や予防策も実験中だ。
日本語が完璧ではない彼らとのコミュニケーションでは、表情が大事になる。
内見や契約のときも、「笑顔」を意識しよう。
彼らを上手に受け入れれば、10年で3倍になる市場に参入できる。
外国人トラブルを減らす方法は、​コチラ


​・ペット可の物件​
家族が減ると、人間は犬や猫を飼い始める。
ペットビジネスは人口が減少する中で、唯一伸びる業種だ。
「ペット可」の需要は、これから伸び続けるだろう。
今は生体販売の値段も上がっている。
かわいいワンちゃん(我が子)のためなら、飼い主は多少の高い家賃も払う。
散歩後の足洗い場、キャットウォーク、リードホルダー
低予算で導入できる設備も、たくさんありそうだ。
特に戸建ては、気兼ねなく大型犬でも飼える。
ちょっとした庭があれば「ドッグラン付き」の物件として、人気が出せるかもしれない。


10年前に創業して、今でも存続している企業は6%。
9割以上の会社は、10年以内に潰れるってことだ。
日本は2008年をピークに、人が増える時代から減る時代へと変わった。
デジタル化やグローバル化も、ここ数年は凄いスピードで進んでる。
時代の変化に合わせて、自らを変えていく。
それができる会社だけが、6%の中に入ることができるのだと思う。

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