仲介業者は使わない!「セルフ賃貸契約」に挑戦

ジモティーで入居者(テナント)が決まった、​店舗付き戸建て​。
物件を売ってくれた業者に、賃料1ヶ月分で仲介をたのんだら・・・
「5%で管理させてくれないなら、やりません!」
だって・・・ど〜しよ〜
物件を買ったときは
「客付けもやりますよ〜」

とか、調子のいいこと言ってたくせに・・・

この先ずっと、毎月5%も払うのはイヤじゃ!
こうなったら、仲介使わずに自分で契約しちゃる・・・
ということで、「セルフ契約」してみた。


◆セルフ契約は、誰でもできる
ボクは​「宅建士」​資格はあるけど、「宅建業者」ではない。
だから、他人の物件を貸すための契約はできない。
でも自分の物件を貸すのは、「仲介」ではないので、自由にできる。
契約そのものに、資格はいらないのだ。
もちろん宅建士でなくても大丈夫だし、極論では口約束でも契約できる。


◆契約書をつくる
「口約束でもできる」と書いたけど、やっぱり契約書は無いとマズイよね。
あとでトラブルがおきた時に、約束を証明するものを残さないと。
契約書を作るときは、不動産屋が使っている、●●協会の書式を使えればラクだけど、会員じゃないので使えない。
ネット上で出ている無料のフォーマットを元に、これまでの賃貸契約書を3つくらい集めて、必要ななところを組み合わせて作ることにした。
具体的な作り方は、後ほど別の記事で公開するつもり。

手作り契約書。製本ラベルをつければ、それらしくなる。

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◆重要事項説明はいらない
宅建業者が仲介契約をする時に、宅建士からの説明を義務付けられている「重要事項説明」だけど、これは「セルフ契約」の場合はいらない。
必要な条件は、ぜんぶ契約書にまとめる。
それ以外の『外国人が住む場合は、​漏水トラブル​に注意』といった細かい注意点。
これは「注意事項」として別に用意した。


◆仲介手数料がいらない
今回は「仲介手数1ヶ月」の条件で募集をしていた。
でも仲介業者を通さないので、ホントは借主が払うはずの仲介手数料がいらなくなる。
その分、「礼金」として1ヶ月いただいてしまうのもアリだが
今はコロナ騒動もあり、飲食店は大変だと思うので、サービスすることにした。


◆契約書は、事前に相手に確認してもらう
契約書を作成したら、借主に事前にメールで送っておく。
そうすれば、契約日当日はサインをもらうだけで済むからラクだもんね。
不動産業者がやる、大げさな「重要事項説明の儀式」もなく、
契約書に住所・氏名とハンコをもらい、鍵を渡して終わり。
事前準備をしておけば、カンタンだ。

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◆連絡先は、確実に確保。
入居後のトラブルで困るのは、契約者と連絡がとれなくなること。
連帯保証人も含め、連絡人の後追いもできるようにしておこう。
個人情報になるので、管理には注意。


◆自分で内容を理解して作るのが大事
契約書で大事なのは、契約内容をぜんぶ理解して作ること。
そうすることで、トラブルが起きた時に損をしないよう、安全な契約ができる。
それがムリなら、仲介業者を探したほうがいい。
あと、​融資を引いて買った物件​での「セルフ契約」は、オススメしない。
すべての責任をとれる範囲で、やろう。


セルフ契約してみたが、意外とカンタン。
契約書を作るのは大変だけど、一度つくってしまえば二度目からもっとラクになるはず。
法律もいろいろ調べるので、勉強になるしね。
インターネットの普及で、誰もが業者と同じ情報がとれる時代。
皆さんも「セルフ契約」で、「セルフ」の幅を広げてみてはどうだろう。

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