「世界で一番の、お金持ちになりなさい」
ボクが息子に与えている、ミッションだ。
そのゴールを目指す中で「これはやらない」と決めていることを、まとめてみた。
これは、「世界一の金持ちを作る」という壮大な人体実験の観察記録である。
・手助けをしない
息子が生まれてから、転んだときに一度も助け起こしたことがない。
これまで何百回と転んだが、ぜんぶ自分の力で立ち上がった。
これは、ボクの自慢でもある。
「疲れて、歩けない」
「お菓子の袋が、あけられない」
「プラモデルの部品が、付けられない」
子どもが「できない」と言っても助けない。
やり方をキチンと教えれば、時間をかけて何でもできるようになる。
物理的にムリなことや、危険なことは親がやるべき。
でも、子どもが「頑張ればできる」ことを助けると、成長のチャンスを奪ってしまう。
甘えさせても、甘やかさない。
これがわが家の、教育方針。
・ソフトウェアを与えない
わが家は、ゲーム機は禁止。
スマホも、触らせない。
iPhoneが登場してから、デジタル機器はインターフェイス(入力ボタン)までソフトウェア化してしまった。
カンタンに言うと、全部バーチャルになったということだ。
スマホの操作は、誰かが作った仮想現実で、与えられた作業を受け身でやるだけ。
決められたことをするだけじゃ、人は進化しない。
スティーブ・ジョブズが、子どもたちにiPhoneを与えなかったのは
この恐ろしさを、理解していたからだ。
子どもにデジタル機器を与えても、プログラムを覚えたり、ゲームを作れるようにはならない。
キャンプや料理をさせたり、プラモデルやブロックで遊ばせたり、
現実の体験をさせれば、子どもは進化する。
自力で作らせたラジコン。完成させなければ遊べない。
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・夜更かしさせない
夜は、8時間以上は寝かせる。
9時就寝、朝5時起きだ。
夜たっぷり寝かせれば、心も落ち着く。
学校でも、授業だけ聞いていれば勉強できるようになる。
時間を決めて、早く眠れる環境を作るのは、親の役目。
・子どもに頼らない
子どもに「老後は面倒みてね」とか、絶対に言っちゃダメ。
その一言が、大きな呪縛となって、将来の可能性を潰しかねない。
子どもを立派に育てる前に、自分自身を育てよう。
親が自立していれば、子どもはその姿を見て、勝手に成長する。
親が、子どもの時間やお金を、奪ってはいけない。
息子が設置したガチャガチャの売り上げが、停滞している。
次の景品を仕入れる資金を確保するため、いろいろと苦労しているようだ。
小学生のうちから、こんな体験ができるのは羨ましい。
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