「世界で一番の、お金持ちになりなさい」
ボクが、息子に与えた使命だ。
8歳になる彼自身も、そうなることを疑わない。
そりゃそうだ、3歳のときから、毎晩のように言い聞かせているからね。
「世界一の金持ちを作る」という壮大な人体実験。
これは、その経過観察の記録である。
はじめての挫折
6歳になった、ある日のこと。
近所の公園から、落ち込みながら帰ってきた。
「どうしたの?」と聞くと、彼が答える。
「マンガを描いて、公園で20円で売ったけど、売れなかった」
無からお金を生み出そうとする、熱意とアイディアに感動させられる。
壁に貼られた目標
ボクは、書斎の壁に欲しいものの写真や、目標を貼り出している。
それをマネしたのか、彼の部屋にこんな目標が貼られていた。
「30歳になるまでに日本一の金持ちになり 40歳で世界一の金持ちになる」
「あ、こいつ本当になるかも」と鳥肌が立った瞬間だった。
誰に言われるでもなく、壁に目標を貼り出して宣言する。
チャンスを掴む
彼が、狂喜しながら帰ってきた。
近所のデパートのUFOキャッチャーで、ニンテンドースイッチをゲットしたらしい。
さっそくメルカリで転売。
7歳にして、4万円のタネ銭を手に入れる。
その資金を元手に、ガチャガチャビジネスをはじめた。
偶然?いや、引き寄せているとしか思えない。
自宅横に設置したガチャガチャ。ロッカーは父親ローン、36回の分割払いで購入
思考が、お金持ちっぽい
先日、たなばたの短冊が置いてあった。
見ると、こんな風に書いてある。
『ぼくのガチャガチャが、たくさん売れて、ガチャガチャがもっと増えて、みんなが幸せになりますように』
みなの幸せを願うあたりが、すでに金持ちっぽい
あまり売れないんじゃないかな?と思ってたガチャガチャ。
そこそこ、売り上げが出ているようだ。
カプセルステーションハーフ
この先、彼のビジネス規模が拡大していくのは、間違いないだろう。
今後も、経過観察を見守っていこうと思う。
たのしみだ。
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