有料レジ袋を、ケチってはいけない理由

​​​​​​​​​​​​​​​​​​先日コンビニのレジで、なぜか注文していないコロッケが出てきた。
「袋ください」が「コロッケください」に聞こえたらしい。
返金の処理に、つき合う時間がなかったので
そのままレジ係に「あとで食べていいよ」と言って置いてきた。
(ボクは肉が入っているコロッケは、食べない)
バイトの子に、気まずそうな顔で見送られるハメになった。
彼もこんなおごられかたでは、嬉しくないだろう・・・
「袋ください」というセリフが正しく伝わらなかったのは、1度や2度ではない。
ボクの発音の悪さと、コロナ対策のマスクやビニールシートの影響もあると思うけど、
それほど、袋を買う人は少数派なのだろうか?
3〜5円かかるからと言って、レジ袋をケチるのはよろしくない。
今日は、「なぜレジ袋をケチるとダメなのか?」というお話。


​・セルフイメージが下がる​
レジ袋をケチると、セルフイメージが下がる。
マイバッグを持ち歩いたり、無理して大量の商品を袋なしで抱えたり。
3〜5円のために、自分の行動を変える「貧しい」イメージがついてしまう。
金持ちになりたいなら、必要なものに金を惜しんではいけない。


​・ストレスがたまる​
レジ袋は、買ったものを運ぶために必要だ。
これまで使えていた「必要で便利なもの」がなくなると、ストレスが溜まる。
「持ち運びにくいな」「マイバッグ面倒だな」
そんな余計なことに、わずかでも思考を使うのがバカらしい。
必要なものなのだから、お金を払って堂々とレジ袋を使おう。


​・思考停止になる​
レジ袋の有料化は、その目的とされる「海洋ゴミの解決」になっていない。
そもそもの問題は「レジ袋」ではなく、「捨てる」という行為にあるからだ。
有料になって売上金が環境保全に使われるなら意味があるが、店の売り上げになるだけ。
思考停止して、この無意味な政策に同調しても、世の中は良くならない。


​・ほとんど節約にならない​
レジ袋がないと、ゴミ袋の消費が増える。
マイバッグを買うのも、バカらしい。
コンビニで、アイスを大量に買って、腕で抱えていったおじさんを見かけた。
そんな持ち方したら、溶けちゃうよ・・・
3円を節約しても、事業拡大のスピードはまったく変わらない。
むしろ、余計なお金や手間がかかることになる。


いつの間にやら、日本に広まったレジ袋の有料化。
この国では、たまにこういった不思議なことを始める。
もちろんご自身の考えで、この有料化に賛成される方もいるだろう。
しかし「政策だから」「周囲がやっているから」という理由で受け入れてはいけない。
自分の頭で考えて行動しないと、資本主義のワナからは抜け出れないのだから。

自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術 [ ちきりん ]

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