激安ボロ戸建て投資の現実!傾いた床を直す

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​「あれ?なんで、こんなことしてるんだろ・・・?」
ふと我に返ると、夢中で木材を切断してた。
会社の同僚たちが、旅行やゴルフを楽しんでいるゴールデンウィークの真っ最中。
ボクは汗と木屑にまみれながら、ボロ戸建ての床を作ってる。
働かずに儲けるために、不動産投資を始めたんじゃないのか?
そもそも、これはホントに「不動産投資」なのか・・・?
迷いや疑問を感じつつ、再びジグソーを走らせ木材を切断する・・・
本日は、「崖の上の傾き戸建て」の床を張り替えるお話。

まずは12畳のリビングから、傾きを修理する。


​・地盤沈下で傾いた家​
自宅から車で5分。
主要の最寄駅から、徒歩15分の立地で駐車場付き。
相場なら800万円以上はするであろう家を、土地値の半額以下230万円で買った。
安さの理由はシンプル。
家が、地盤沈下で傾いてる。
前回の9万円ボロ戸建ては、雨漏り・虫との戦いだった。
今度の相手は、「傾き」だ!


​・傾きを直す方法は?​
傾いた家の対処法は、いくつかある。
①床の高さを調整して水平にする。
②ジャッキアップで直す
③傾いたまま貸し出す
結論を言うと、今回は①「床の高さ調整」にする。
ジャッキアップも本や事例を調べたけど、知れば知るほど「やめた方がいい」と思った。
今回は、12畳のリビングで片側が9cmの沈みだ。
もし15〜20cmくらい傾いてたら、ジャッキアップもアリだろう。
傾いたまま貸すのも良いけど、それはそれでつまらない。
苦労を後回しにするだけだし、家賃も下がり入居者の質も悪くなる。
それに自分で住みたくなるレベルまで直すのが、DIY大家の楽しみでもある。

ジャッキアップ物件を見学した記事は​コチラ


​・床板を全部はがす​
床の水平調整は、新しい床を「重ね張り」すればラク。
でも13cm(傾き90mm+根太30mm+合板12mm)も上げると天井が低くなりすぎるし、上下水の高さも足りない。
メッチャ面倒だけど、床と根太を解体して張り替える
まず流し台とコンロ台を、電動ドライババールバラしながら撤去する。
慣れれば、10分くらいで終わる。
床板と根太は、2本のバールを使って隙間を作りながら外す。
解体作業は、好きじゃない。
体力が要るし、ゴミは出るし、何より完成に近づく達成感がないので、精神的にしんどい。
バールでできないところは、レシプロソーでサクッと切断。
マキタのJR188は、スピードも速く片手で安全に扱えて優秀。
コイツが無かったら、心が折れてたかもしれない。

大引きを残して、根太まで解体。この作業は精神的にしんどい。

【マキタ】  JR188DZK 


​・高さを調整しながら根太を作る​
床下には、空き缶やカンナの削りカスが落ちてた。
いろいろ見たけど、「傾いた建物」は仕事が適当な手抜き工事が多い。
レーザー墨出し機で水平を合わせながら、30×40mmので根太を作る。
まずは外枠を先に作ってから、303mm間隔で張るのが基本だ。

Huepar グリーンレーザー墨出し器
11mm・4mm・2mmの合板を細かくカットして、根太と大引きの間に挟んで高さを調整する。

板を挟んで、水平になるように調整する。
木が割れないように、細めのドリルで下穴を開け、60mmと120mmのコーススレッドを使い分けて固定。
間にはネダボンドを挟む。
ホントに、地味で地道な地獄の作業。
下穴のドリルドライバと、ビス留めのインパクトを使い分けると、作業効率が良い。
それでも根太を組むだけで、3日かかった・・・

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マキタ HP484DZ


​・下地合板を貼る​
根太ができたら、地面に防湿シートを敷き詰める。
地面からの湿気は、床板の傷みの元になる。
今回使ったのは、12mmの下地合板。
板をジグソーでカットして、根太の上に乗せる。


 BOSCH GST90BE/N
ビス打ちはオートパックスクリュードライバーがあると、連結ロールビスが使えるので楽。
合板1枚あたり約50本のビスを打つのが、3分程度で終わる。
これをインパクトドライバーだけでやると、地獄の作業になる。
床板12畳のカットと固定は、半日で終わった。
やっぱり多少のお金をかけても、スピードアップできる工具があったほうがいい。

オートパックスクリュードライバーで、コスパよく速度アップできる。

【マキタ】6841R


​・丸ノコは使わず完成​
今回も丸ノコやディスクグラインダーは、使用していない。
解体作業は、セイバーソー
合板や木材の切断は、ジグソー
釘の切断や部材の微調整は、マルチツール
道具を使い分ければ、危険な工具を使わなくても工事ができる。
ゴーグルマスクグローブ作業着
安全具を付けてれば、ケガをすることもない。


家から近いこともあり、計画も立てずにダラダラとやってたら1ヶ月かかってしまった。
効率が悪い。

時間はかかったが、傾いた床がキレイに水平になった。
あと残り3部屋。
ボロ戸建て復活までの道は、まだまだ長い。
この記事を、書いてて思う。
これやっぱり不動産投資じゃなく、大工ブログだな。

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