ボロ戸建てあるあるの「壁パン」
だいたいは、階段の壁に空いていることが多い。
反抗期の息子が親と口論になり、最後は壁に怒りのパンチをぶつけて2階の自室に引きこもる。
そんな家族の葛藤を想像してしまう穴、それが「壁パン」だ!
去年、230万円で買った「崖の上の傾き戸建て」にも、3つの壁パンが残されていた。
本日は、その修復をするよ!
・壁の素材を確認する
まずは、壁の素材をチェック
パンチで穴が開くのは、ほとんどが石膏ボード。
ただし厚みが12mmと9mmがあるので、どちらかは調べないと判らない。
穴の周辺を少し切り出して、厚みを測ってみよう。
今回は9mmの石膏ボードだった。
・マルチツールで壁を撤去
クロスの貼り替えをする前であれば、石膏ボード全体を交換してしまうのが楽だ。
サイズは、910×1820mmの規格がほとんど。
今回は壁パンの3箇所すべて、1枚の石膏ボードの交換で済むのでラッキーだ。
マルチツールで石膏ボードを切断して、撤去する。
バールで抜けない釘も、マルチツールなら楽に安全に切断できる。
安全に素早くカット!マルチツールを発明した人は、天才すぎる。
ボッシュGMF50-36
石膏ボードの廃棄は、産業ゴミになるので注意。
古い壁を撤去したところ。
マルチツールのレビューはコチラ
・石膏ボード切り出し、ボードかんなで微調整
穴にはめ込む新しい石膏ボードは、カッターで切断できる。
普通の定規でも大丈夫だけど、丸ノコ定規があるとストレスがない。
シンワ 丸ノコガイド定規1m
カッターを何回か滑らせて、山折りにパキッと折れば簡単にカットできる。
数ミリ大きく切り出して、ボードかんなで微調整しながらはめ込むとピッタリはまる。
ボードかんなは、断面をキレイにするものだけど、微妙なサイズ調整にも使える。
ボードカンナTBK180-H45
・ビス留め、仕上げ
切り出した石膏ボードは、下地の位置にビス打ち。
ボクが使っているのは、28mmのボードビス。
石膏ボードのビス打ちは、オートパックスクリュードライバーがあると楽。
ロールビスを連続で打ち込める、超便利ツールだ。
オートパックスクリュードライバ 6841R
最後にビス位置と継ぎ目を壁パテで埋めて、できあがり。
オートパックスクリュードライバーのレビューはコチラ
ここまでで、施工時間は30〜40分くらい。
石膏ボードは、1枚300円程度。
パテも数百円。
もしかして、廃材処分費の方が高いかもしれない。
ちなみに石膏ボードは、壁の素材にしては強度がほとんどない。
持ち方を間違えただけでも、割れてしまうほどだ。
パンチで穴を開けたからといって、なんの自慢にもならない。
とはいえ、この「壁パン」のおかげで物件が安く買えたのだから、反抗期の息子には感謝である。
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