燃えた残置物を処分できる業者は、思っていたよりも少なく、結局年内の片付けは手配できなかった。(さすがに自分でもやりたくなかった・・・)
何とか雨戸を閉めて、ニオイが外に漏れないようにしていたものの、そのままの状態で年末年始を迎えることとなった。
他の入居者様達にも申しわけないので、せめてものお詫びとして、カタログギフトを管理会社に手配してもらう。
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年が明け、残置物の片付けも済んだ頃、リフォーム業者から火災復旧の見積もりが来た。
詳しくは書けないが、あまりに高額だったので、値引き交渉。
外注をしている業者だと知っていたので、あくまで相場の金額に現場管理費を3割乗せた金額で交渉したのだが、希望額の倍以上から下がらなかったため、発注は断念。
担当の若いイケメン営業も、懸命に上司と交渉してくれたようなのだが
「ご要望に答えられず、申し訳ありません」
と謝っていた。
そうなんだよね、リフォーム業者って一度出した見積もりの値引きってできないんだよね。
こういう時営業ってつらいよね。
残置物撤去後の室内。ここから復旧が始まる。
ふりだしに戻ったので、新たに計画を練りなおす。
普通の室内であれば、住み込みで直すこともできるのだが、今回はさすがにそうはいかない。
かといって、全部業者まかせでは高額になる。
だから「カンタンだけどお金がかかる」ことは自分でやって、難しいところと安いところを外注する。
そして今度は「自分で体を動かしてくれる人」にだけ頼むことにした。
現場監督を自分でやらなければならないが、絶対に安く済む。完全な分離発注だ。
まずはタウンページで大工さんを探し、電話をしたら早速来てくれた。
軽トラでやってきたのは、74歳とは思えない、小柄だが体格の良い大工さん。
実は街の大工さんは4人いて、どの人にしようか迷ったが、ストリートビューで自宅を見て、一番立派な日本家屋に住む大工さんを選んだ。
だって一番ウデが良さそうなんだもん。
この選択は大正解で、ボクは後に「ホンモノのワザ」を目にすることになる。
つづく
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