DIYリフォーム ー心が折れそうになったこと、折れたことー 前編はコチラ
★心が折れそうになったこと その3
【ジプトーン塗装】
おなじみの天井素材ジプトーン
安アパートの定番だ。
ボクのアパートは、玄関入ってすぐジプトーン
黒いブツブツが気味悪いので、白く塗り潰すことにした。
部屋いっぱいにブルーシートを敷いて、脚立に乗りながら作業していく。
ローラーで一通り塗った後に、黒いブツブツをひたすらハケで塗りつぶす。
別に難しい作業じゃないんだよ。
でも想像してみて。
雨ガッパを着て、4時間ずっと上を見ながら、重いペンキ缶を持って、黒いブツブツを塗り潰していく。
地味で地道な地獄の作業。
冬なのに汗びっしょりで、首も痛いし、手もしびれる。
天井の長時間作業は、ホントにホントに苦行でしかない。
この日以来、ボクの自己紹介で「嫌いなもの」はジプトーンになった。
★心が折れたこと
【CF貼りの失敗】
クッションフロア貼りは今でも得意ではない。
基本は「貼ってから切る」のだが、この時は基本を守らず、1辺だけ切る手間を省いて、「辺を壁に合わせよう」としてしまった。
これが間違いの始まり。
仮置きをして、ボンドを塗って乾かして、本置きをした時に「少しだけずれた」。
修正しようと試みるが、うまくいかない。
やってみると解るけど、CFって数ミリだけ動かそうとしても5センチくらい動くんだよ。
何度やっても位置が合わせられない。
そうしている間に、ボンドはどんどん乾いていく。
1人で汗だくでCFを一生懸命に直そうとする。
ボンドの乾きも限界に近い。焦る。
30分ほど戦ったが、直すことができず。
最後は真ん中からビリっと破けた・・・
その瞬間に「ポキッ」と音を立て、心が折れた。
隣の部屋で仰向けになり天井を見つめながら30分ほど動くことができなかった・・・
物件から自宅までの距離は280km。
交通費は往復18,000円。
予備のCFなんて用意していない。
週末しか作業できないサラリーマン大家にとっては大きな損失。
泣きそうになりながら、失敗したCFを半日がかりで床から剥がした。
全て1人でリフォームしたキッチン。この体験が後に大きな利益になる。
心は一度折れたが、今はより強い心で立ち直った。
この経験があったから、火事になっても平気だった。
今でも物件の内見をしていると、直すのが面倒すぎて吐きそうになる時がある。
それでもDIYはやめない。
知識・経験・工具・自信・信用・安心・お金・・・
DIYリフォームから得られるものは膨大すぎるから。
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