DIY大家になって手に入れた「特殊能力」

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​働きたくない!
そんな夢を見て買った、はじめてのアパート。
買ったときから満室で、ローンを引いたわずかな不労所得に感動してた。
しかし永遠に満室であるわけもなく、1年後には退去が出る。
初めての立会いと修繕は、管理会社が親切に段取ってくれた。
送られてきた原状回復費用の見積もりは、82万円。
金額を見た瞬間、呼吸がうまくできなくなったのを今でも覚えてる。
2DKで、月4万円の部屋。
2年分の家賃が、フッ飛ぶ。
そこで初めて、夢から覚めた。
不労所得は、マボロシだった・・・
「自分でやらないと、ダメなんだ・・・」
覚悟を決めた、あの日から4年。
いまではガチDIY系を自称できるほどの、職人大家になった。
天井が抜けてても、床が朽ちていても、自分で直せる。
業者の見積もりに、ガタガタふるえてた頃がなつかしい。
自信とともに「安くリフォームできる能力」を手に入れた。
でも実はリフォーム以外にも、いろいろできるようになった。
今回は、「DIY大家になって身につけた能力」ついて。

はじめてのDIYのビフォーアフター。
ペンキやクロス、カッティングシートで業者の3割程度の費用で完成させた。


​・外注を安くできる​
DIY大家はリフォーム手順がわかるので、現場監督のようなことができる。
そうなれば外注したいときも工務店を挟む必要がなく、職人に直接たのめばいい。
原価や作業を理解してないと、なかなか職人には相手にしてもらえない。
でも下請けの彼らに依頼できれば、費用は工務店の半額以下だ。
知識と経験があれば、「原価」「工数」が計算できる。
適正な相場を知ってるから、ボッタくられる心配もない。
どんな工事も、最安で外注できる。
これって、スゴいことかもしれない。
ジモティーで職人を募集した記事は、​コチラ


​・お得なボロ物件の目利きができる​
DIY大家は、ホームセンターが大好き。
ボクは、週に5回は行ってる。
もはやHCO(ホームセンターオタク)なので、資材の値段はだいたいわかる。
すると不思議なことに、お得なボロ物件を見つけられるようになるのだ。
たとえば、壁に3箇所ほど、大きな穴が空いた売り物件。
普通の人(売主や不動産業者)なら、「壁の穴」だけでも100万円くらい安く値付けすることがある。
でも実際の修理は300円の石膏ボードと、400円のクロスだけ。
数時間で、チャチャっと直せる。
ほとんどの不動産業者のリフォーム知識は、素人と変わらない。
売主も業者も素人だから、傷んだ物件は値付けがムズカシい。
DIY大家は、修理コストを瞬時に計算できる。
​必要以上に安売りされたオイシイ物件は、その場で見抜くことができるのだ。​
買ったボロ戸建てのスペックは、コチラ


​・自宅をセルフリフォームできる​
家を持っていると、年が経つごとに劣化する。
外壁の塗装やベランダ防水がハゲて、換気扇が壊れたり、だんだんボロ戸建てになってく。
ボクが買った新築も、築10年の中古になった。
同じ時期に買ったご近所さんたちは「修繕に備えてお金を貯めないと・・・」って心配してる。
でもガチDIY大家は、そんな心配1ミリもしない。
だって、自分で直せちゃうもん。
道具は、一通り揃ってる。
外注しても、費用は相場の2割くらいで何とかなる。
息子がトイレを詰まらせても、自分で便器を外して直せる。
もしかしてDIY大家って、最強かも。
便器を外して詰まったトイレを直した記事は、​コチラ


​・DIY情報を配信して、仲間ができる​
DIYで得た知識をシェアして、仲間を作ることができた。
情報を公開すれば、それ以上の情報が入ってくる。
他のDIY大家さんにも、リフォーム中の物件に招待してもらえるようになった。
これまで、先輩大家さんの本やブログを見てここまでやってこれた。
今度はボクが、これからの皆さんに情報を配信する番だ。
今日もそんな想いで、ブログを書いている。


なんでもかんでもDIYするのは、オススメしない。
時間はかかるし、拡大も遅くなる。
実際にいまリフォーム中の「傾き戸建て」は、もう1年ちかく直してる。
サラリーマンやりながらのDIYは、効率がよくない。
適度に、外注を組み込むべきだ。
でもDIYしてると、思わぬ価値が手に入ることがある。
だから今日も回り道をして、ボロ戸建てを直すのかもしれない。

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