激安ボロ戸建てには、「安い理由」がある。
築60年で、再建築不可だったり。
雨漏りで、天井に穴が空いてたり。
駅から徒歩290分なのに、駐車場がないなんてのもある。
ボクが買った230万円の戸建ては、特急の停車駅から徒歩14分。
築39年で再建築もできるし、駐車場もある。
壁に染みるくらいの雨漏りはあったけど、修理代は2万円で済んだ。
じゃぁ何が「安い理由」なの?
それはね・・・
地面が沈んで、家が斜めになってるからー!
この「傾き戸建て」を、修理するために導入したのが、レーザー墨出し器(水平器)だ。
カンタンに説明すると、水平・垂直のレーザーを発射する装置。
もちろんカッコいい!
実はこれリフォームだけじゃなく、いろいろ使えるんだよ。
水平・垂直レーザーを発射する
・レーザー墨出し器の選び方は?
墨出し器にも、いろんな種類がある。
選ぶポイントは・・・
・メーカーブランド:マキタ・タジマ・シンワ
・精度:誤差が何ミリの範囲か
・ラインの数:2本(水平/垂直)か3本(水平/垂直/天井直角)
・照射範囲:180度か360度
・ラインの色:赤か緑(緑が見やすい)
・方式:ジンバル(振り子)か、センサーか(センサー式は切れ目がない)
こんな感じ。
ボロ戸建てをやるなら、床の傾きを測りやすい360度のものがいい。
形は、ロボの顔っぽいのが多い。
メーカーも、「目からビーム」みたいのをイメージしてるのか?
本当はマキタが欲しかったけど、18Vバッテリーがそのまま使えなかったので転進。
ノーブランドの3ライン360度グリーン、お手頃なものを買った。
高級機よりも精度は甘いけど、作業スピードに影響しないし十分かなと思う。
Huepar 3×360° レーザー墨出し器
・家の傾きを測ろう
レーザー墨出し器の使い方は、メッチャ簡単。
床に置いたら、スイッチオンするだけ。
パーっと、水平垂直レーザーが飛ぶ。
映画バイオハザードで、人体をバラバラに切断したアレみたいだ。
水平レーザーを出したら、部屋の4角のレーザーと床の距離を測る。
4角の距離に差があれば、それだけ傾いてるってこと。
「傾き戸建て」は12畳のリビングで、片側が9.5cm下がってた。
歩くと気持ち悪くなるレベルだけど、床の調整でギリギリ直せる。
これが20cmくらいになると、「ジャッキアップしないとダメかも」ってなる。
床からレーザーまでの距離を測ると、傾きがわかる
・リフォームでレーザー墨出し器!
レーザ墨出し器は、リフォームでももちろん使う。
床の傾きを直す時も、水平状態を確認しながら作業できる。
わざわざ線を引かなくても、レーザー当てっぱなしにしておけば楽だ。
(まぁ、「楽」といっても地味で地道な地獄の作業・・・)
墨出し器はクロスを貼る時の位置決めや、壁を作る時も活躍する。
一度使うと、手放せない便利さだ。
レーザーで垂直を確認しながら、クローゼットのドア枠を作る
傾いた床の調整に関する記事は、コチラ
・物件調査にも持っていこう
ボロ戸建ての内見には、必ずレーザー墨出し器を持っていく。
ちょっと傾いてるかなと思ったら、レーザーを当ててみよう。
(事前に、業者さんに了承を取ってからね)
買う前から傾き具合が判っていれば、修理のコストも計算できるので安心。
以前、ボロ戸建ての内見に行ったときに、レーザーを充てて床の傾きを測ったことがある。
その物件は値段が合わず買わなかったけど、後日その担当から別の物件を紹介してもらった。
「いままで会った中で一番詳しそうだったから」との理由で声をかけていただいたが、
レーザー墨出し器での、パフォーマンス効果だったのではないかと思う。
作業着で内見に行ってレーザー当てれば、絶対に素人とは思われない。
内見に行くときの便利なツールは、コチラ
カッコ良すぎる作業着は、コチラ
グラディエーター カーゴパンツ G-5015
電動とかレーザーとか、メカっぽいものを見ると欲しくなる。
40代後半になって知識と経験は増えたけど、趣向はいつまでも子供のままな気がする。
ガンプラに麦球を入れて、目を光らせるだけでも楽しいのだから
「レーザー照射できる装置」が、面白くないわけがない。
自宅の傾きを測って遊んでたら、息子が「ボクもやりたい」と食いついてきた。
レーザー墨出し器には、男の子のロマンが詰まっているのかもしれない。
Huepar 3×360° レーザー墨出し器
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