不動産投資は、DIYを「する派」と「しない派」で分かれる。
もちろんボクは、「する派」。
DIY系の不動産投資には、「良いところ」と、「悪いところ」がある。
今日は、それについてのまとめ。
【良いところ①】安い
DIYは、とにかく安い!
外注と比較すると、こんな感じ
項目 | 外注 | DIY | 作業日数 |
クロス貼り(6畳間) | 5万円 | 1万円 | 1日 |
畳のフローリング化(6畳間) | 8万円 | 3万円 | 2日 |
流し台・吊り戸交換 | 15万円 | 5万円 | 2日 |
キッチンパネル施工 | 8万円 | 2万円 | 1日 |
天井貼り替え(ボード・クロス) | 15万円 | 1万円 | 2日 |
ベランダ防水 | 25万円 | 2万円 | 2日 |
※職人に依頼した場合。管理会社に丸投げすると2〜3割増し。
こうして見ると、DIY1日で、4〜6万円くらいの節約。
家1軒だと100万円するリフォームを、20万円でできちゃうイメージ。
浮いた修繕費で、次の物件が、どんどん増やせるね。
【良いところ②】好きなデザインにできる
DIYだと、業者が使わない、デザイン設備を入れられる。
バーカウンター・キッチン・オシャレ照明・Googleホーム、全部で10万円以内。
LED対応照明 シーリングライト スポットライト 4灯 レダ
バーカウンター(パース 135) ニトリ
デザイン壁掛けフックや、スリムな下駄箱を入れたり。
Umbra フリップフック 3連
自分で設備をえらんで、部屋をデザインするのは、楽しいよね。
こういう差別化があると、入居もすぐに決まる。
【良いところ③】知識・技術が身につく
DIYでは「はじめてのこと」を積極的にやるようにしてる。
勉強になるからね。
実際にやってみると、経験値が上がる。
どうやるのか?
どうなっているのか?
いくらかかるのか?
経験すれば、知識は「知恵」になる。
物件を買うときも、トラブルの時も、この「知恵」が役に立つ。
【良いところ④】工具が手元に残る
DIYすると、工具にお金がかかるけど、いちど買えば、ずっと使える「資産」になる。
しかも外注するより、工具を買って自分でやる方が安い。
電動工具を使えば、スピードも質も、プロに近づく。
自宅や車の修理にも便利だし、使っていて楽しい。
電動ドライバー、マルチツール、スクリュードライバー
ボクは、もしかして電動工具を買うために、DIYしているのかもしれない・・・
マキタ オートパック スクリュードライバ 6841R
ボッシュ マルチツール GMF50-36
【良いところ⑤】物件に詳しくなる
自分でリフォームすると、物件に長く滞在するので、いろいろ気づく。
近所のコンビニ・スーパーや、隣にどんな人が住んでるのかとか。
さらに、お泊まりリフォームすると・・・
風呂やトイレの、使い勝手
周辺住民の、生活パターン
だんだん、わかってくる。
この情報は、マイソク作りに活かせる。
「朝日の差し込むお部屋」
「広く快適な浴室」
「停めやすい駐車場」
こんなキャッチーなフレーズを、思いついたりする。
【良いところ⑦】ダイエットできる
DIYリフォームの動きは、トレーニングそのものだ。
4時間ずっと、ペンキを塗る(手の筋繊維が切れる)
重たい吊り戸を、持ち上げる(20kgの負荷)
壁紙を貼る時の、屈伸運動(脚立の昇り降りもある)
そういや、ベストキッドもこれで強くなってたな・・・
DIYリフォームダイエットなら、スリムで筋肉質な職人体型になれるかも。
【悪いところ①】時間がかかる
サラリーマン大家は週末しか作業できないので、リフォームに業者の2〜3倍の期間がかかる。
当然、その間の家賃は入らない。
家賃4万円の部屋なら、リフォームに1週間かかるごとに1万円の損失が出る。
だからクロス貼りなど、安いけど手間がかかる作業は外注。
流し台の設置や鍵の交換など、外注すると高いけど、手間のかからない作業はDIYで。
「家賃損失」「交通費」「自分の時間」を計算して、利益の高い方を選ぼう。
【悪いところ②】ケガのリスク
DIYで、いちばんやっちゃダメなのが「ケガ」。
・危険な電動工具
・高い所での作業
・交通事故
・危険な残置物(消化器・金属片等)
日常とちがう、慣れない作業には、いろんな危険がある。
われわれは職人ではなく、投資家だ。
絶対に、ケガをしない方法を選ぼう。
【悪いところ③】入居者と出会ってしまう
アパートをリフォームしてると、他の入居者からアレコレ言われることがある。
エアコンを、新しくして欲しい。
洗面台にお湯が、出るようにして欲しい。
時にはそれで、余計な修繕費や、対応をしなければならない。
ただ、潜在的な要望を、知ることができるメリットは大きい。
入居者の声にきちんと対応できれば、突然の退去も減るはずだ。
DIYは、時間がかかるし、なにより面倒。
でもやっぱり、良いことの方が多いね。
こうして全部を自分でやることができるのも、規模が小さいうちだけだろう。
いまは、DIYそのものを楽しんでいても、良いかもしれない。
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