どんなビジネスでも、「言葉」は重要だ。
ポロっと出た一言で、数百万円のお金が動くこともある。
ボクは、酒を飲まない。
失言が怖いからだ。
普段そこまで気をつけていても、年に何度かは言葉を間違えることがある。
「話す力」を「お金」に変える習慣 [ 西澤史子 ]
380万円で、某サイトに出た中古の戸建て。
家から車で10分で行ける、よく知っている場所だ。
すぐに、問い合わせをしてみると
電話で対応してくれた、担当の営業マンが言った。
「350万円くらいまでしか、指値は利かないと思います」
?!
一瞬、戸惑った。
「指値はできない」と言われることは多いけど、指値の目安を、会う前に言われるのは珍しい。
実はこの物件、360万円なら買おうと考えていた。
場所も良いし、テナント付きで需要も見込める。
人気の地域だし、他に取られたくないので、350万円に10万円上乗せしても確実に欲しい。
内見の当日、中の状態を確認した直後
そのまま、360万円で買付を入れようと心の中で決めた。
決めたい・・・決めたい・・・
直前に、4回連続で契約を逃していたボクは焦っていた。
こちらから、営業マンに切り出す。
「値段なんですが・・・」
「360万円で・・・」と続けようとしたその時、営業マンが予想しない言葉を出してきた
「330万円くらいなら・・・」
?!
ここでボクが口を閉じれば良かったのだが、あまりに突然で、そのまま被せて言い切ってしまった。
「360万円で、買付を入れさせてください」
営業マンも、一瞬、予想していなかったようだが、一瞬の間を置いて
「ありがとうございます!」
・・・
あ〜あ。
ゆっくりと、相手の反応を待ってから返事をしていれば、330万円でもいけたじゃん・・・
物件は買えたので結果OKだけど、30万円を損した気分になった。
今回の反省点は、2つ
・会話中に言葉が被ったら、相手に必ず譲るようにする。
・指値を入れたい時は、仲介業者から値段を聞かれるのを待つ。
またひとつ、勉強になりましたとさ。
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