サラリーマンが頑張っても、年収が上がらない理由

​​​家賃収入が、サラリーマンの年収を超えた。
不動産投資で入るお金は、物件を買い進めれば利回り分だけ毎年増えていく。

でも​勤め先の年収は、5万円しか増えなかった。​

業績は、増収増益を続けているのに、なんでだろ?

サラリーマンの収入が、なかなか増えない理由。
​それは、
報酬を自分で決められないからだ​。​


​・同じ仕事でも、収入がちがう理由

年収の格差で、わかりやすい職業は「医者」。

同じ医者でも、​年収400万円の勤務医もいれば、数億円稼ぐ開業医もいる。​

やってることはどちらも「患者の治療」で、労働時間も変わらない。

この差は、なんだろう?

それぞれの収入を計算式にすれば、謎が解ける。

●勤務医:労働時間×時給=収入

●開業医:治療費-経費=収入

病院に雇われている勤務医は、​患者がいくら増えても給料に反映しない。​

サラリーマンなので働いた分しかもらえないし、働く時間も決められてしまう。

一方で経営者である開業医は、利益を総取りできる。

治療費・入院費・診療報酬から必要経費を引いた残りは、ぜんぶ自分のもの。
​​
マイナスになるリスクもあるけど、事業を拡大させれば報酬は無限に増える。
年収を大きく上げるなら、まずは経営者になることが条件だ。​​


​​・報酬を決定できない経営者は最悪
経営者になれば、誰もが自分で報酬を決められるわけじゃない。
よほど注意しないと、いつの間にか他の誰かに報酬の決定権を渡してしまう。
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・他社の下請けの、デザイナーやプログラマー。

・出版社と専属契約している、小説家や漫画家。

・フランチャイズ店舗の、オーナー。

・管理会社に、賃料設定やリフォームを丸投げしてる大家。

彼らは経営者なのに、​報酬を自分で決めることができない。​

​​一時的に大金を手にすることはあっても継続させるのは難しく、多くの人は儲からない。
経営リスクだけ背負って、報酬は他人にコントロールされる最悪のパターンだ。​​

​​
これは、他人が作ったビジネスのために働いているからだ。​​

​世の中のほとんどの人は、自分の技術や能力を他人が儲けるために使う。
報酬の決定権を持つには、自分でビジネスを作る必要がある。​


​・働かせる側になる仕組みをつくる​​

​​​​
他人のビジネスのために働いても、お金は手元に残らない。
ならば自分で報酬を決められる、働かせる側に立とう。
はたらかせるのは、人間じゃなくてもいい。
「家」でも「サイト」でも「店」でも同じこと。
どんな職業の人でも、仕組みは作れる。​​​​

​・WEBデザイナーが、収益を生み出すサイトを作る​​

​​・飲食店を成功させて、のれん分け(フランチャイズ展開)する。​​

​​・社員育成して、働いてくれる社員を育てる。​​

​​・工場に設備投資して、生産体制を作る​​

​​・大工が貸家を建てて(直して)、賃料収入を得る。​​

いちど仕組みを作ってしまえば、自分で働かなくても収入が増える。

大家もリフォームが終わった後は、ほとんどやることがない。

​それでも毎日8時間の拘束をされるサラリーマンより稼げるのは、家を働かせる仕組みを作っているからだ。

稼いでくれる家を作るために、今日もDIY・・・

1日は、誰でも24時間。

どれだけお金を積んでも、増やせない。

​ならば稼ぐことではなく、仕組み作りに時間を使う方がいい。​


収入と労働が吊りあわない仕事は、世の中にいっぱいある。

まったく同じ作業でも、やりかたを変えれば利益は大きく変わる。

​「報酬の決定権を持って、仕組みを作る」​

このルールさえ守れば、収入は増えつづける。

儲かる働き方は、最初はマイナスからだし、失敗するリスクもある。
それでもやる価値は、じゅうぶんだ。
日本はAIの進化と人口減少で、労働者の将来はもっと厳しくなる。
でもこの国は、
チャレンジすれば誰にでもチャンスを与えてくれる。

300万円で大家になって地方でブラブラ暮らす法[ 加藤ひろゆき ]


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