外国人入居者のトラブルを、極限まで減らす方法

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​5万9千円の家賃で入居が決まった、9万円戸建て。
住んでいただけるのは、日本語が話せるスリランカ人
管理会社を入れている外国人アパートはあるのだけど、自主管理は初めて。
保証会社を使うのはアタリマエだけど、他にもあらゆるトラブルを想定して、できる限りの対策をした。
今回は、外国人にトラブルを起こさず住んでもらう方法についてのお話。


・日本語が理解できる人に限定
入居の募集は、ジモティー。
「日本語が話せて、文章が理解できる」ことを条件に入れた。
英語での問い合わせもあったけど、すべて日本語だけで答えた。
理解できない人は、内見の前に脱落していく仕組み。
言葉が通じさえすれば、トラブルが起きても解決できる。
重要なのは国籍ではなく、日本語を理解できるかどうかだ。


・契約書にフリガナを振る​
契約書に書いてある漢字には、すべてフリガナを振った。
外国人にとって、日本語の最難関は漢字だ。
まして契約書は、元々の文章も難しい。
内容を理解できなきゃ、契約書もイミがない。

Wardで作成すれば、ルビ(フリガナ)を入れるボタンがあるので、一つ一つ入れていく。
手間はかかるけど、これだけで契約の説明がスムーズにできる。
セルフ契約についての記事は​コチラ


​・お約束シートを作る​
国土交通省が、外国人入居者向けのガイドラインを公開している。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000017.html
この中に、「入居の約束チェックシート」というものがあるので、それを契約書に組み込んだ。
外国人のトラブルは、言語の違いか、生活習慣の違いで起きる。
事前に違いを説明して、理解してもらえば、多くのトラブルは解決する。

約束チェックシート。生活に関する細かい注意が書かれている。


​・生活用品をサービスする​
トイレットペーパー、防虫用品、除草剤、油処理剤・・・
日本では当たり前でも、外国には無いものも多い。
とくに油処理剤はほとんどの外国人は知らないので、廃油をそのまま水道に流して詰まらせるトラブルが絶えない。
最初にサンプルを渡しておけば、使い方を覚えてトラブルを起こさなくなる。

入居者に渡したサービス品。数千円かかるが、これでトラブルのリスクを回避できるなら安い。
外国人も、問題を起こしたいわけではない。
どうすれば良いかわからなくなった時に、トラブルになることがほとんどだ。

固めるテンプル
排水口に油を流しす外国人トラブルに関する記事は、コチラ


​・近隣に一緒に挨拶まわり​
契約が終わった直後に、ご近所に​引っ越しの挨拶​に行く。
ご挨拶品は事前に用意しておき、ノシに本人の呼び名をカタカナで書いてもらう。
当人だけだと、打ち解けるのが大変だけど、DIYリフォームで何度も挨拶しているボクが立ち会えば良い雰囲気で話ができる。
ちなみに挨拶品は、カインズホームで入手した1箱600円のせんべいを用意した。
つねに車に何個か置いておくと、引っ越し以外でもいろんな人に渡せるので便利だ。
(せんべいなら、車内に置きっぱなしにできる)
近隣トラブルは、相手のことをよく知らないとおきる。
普段から会話できる環境を作っておけば、なかなか問題にならないものだ。


2040年までに、日本の人口は17%減る。
数年前に、総務省が公表したデータだ。
人口減は、経済に直接ダメージを与える。
今後、日本経済を維持するためには、より多くの外国人の受け入れが必須だ。
彼らを日本に馴染ませ、街を活性化させながらも我が国の文化や民度を維持させる。
大家はその中で、重要な役割をもっているのではないだろうか?

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